施工密着レポート「天然竹筧・竹ししおどし」

今回の施工密着レポートは「自宅の庭でししおどしの音を聴きたい!」というご依頼を頂きましたので、筧・竹ししおどしの取付レポートです。
ししおどしなんて水鉢やつくばいがないとダメなんじゃ、、と思いがちですが、
アイディア一つで手軽に楽しめます。
1.商品の組立て
設置する商品は、天然竹筧(L600mmXH1100mm)、
竹ししおどし(L900mmXH640mm)です。
どちらも写真で見るよりも大きく、存在感があります。
設置する寸法に合わせてカットしてもOKです。
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組立てはとても簡単。道具もビスも要りません。
筧は枕木に口をはめ込むだけです。
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ししおどしはたて笛のような部品を受け口の竹の穴に差し込んで、
支柱の天辺のくぼみにセットします。
つまようじのような小さな部品は受け口が動かないように、
最後にたて笛の小さな穴に差し込みます。
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2.ホースの設置
設置場所は、お庭の池の水をちょうど抜いている所でしたので、池を囲む岩を利用して設置しました。
筧までの流水は池の底に穴を開けてチューブを埋め込む訳にはいきませんので、
目立たないよう透明ホースを使って蛇口から筧まで水を通します。
ホースは太さ12mmを使用しました。
もう1サイズ小さくても良いかと思います。
透明ホースはホームセンターで1m100円程で販売しています。
一つの蛇口を二股にする為に「三方コネクター」を使用しました。
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筧の中は節をくり抜いて貫通した状態で届きますので、
長い棒などで押しながら下から枕木くらいまで通します。
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筧の脚元を埋め込む場合でもアングルで固定する場合でも同じですが、
筧は地面に対して垂直に取り付けるので、筧の中を通るホースを筧が塞いでしまう可能性があります。
その為、筧の脚元をノコギリでトンネルのように少し切り込みを入れてあげると良いです。
3.取り付け位置の確認
ししおどしの竹の後ろが石に当たるように位置を調整します。
筧から流れる水の量や高さ、水の勢いによって音が変わりますので、
色々試してみて下さい!
筧の脚や口が長い場合はノコギリで簡単にカット出来ます。
4.水平器で水平を調整して、ししおどし、筧の脚元をL型アングルで固定します。
地面がコンクリートの為、コンクリートドリルで下穴を開けてからビス止めします。
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5.アングルだけでは不安定なので、周囲をセメントで固めます。
水を混ぜるだけのインスタントセメントを10キロ程使用しました。
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6.セメントが硬化したら完成です。
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蛇口から筧までの水の通り道を地面に穴を掘ってホースを通して、、と考えるとかなり大がかりですが、透明ホースで筧まで水を送るだけで簡単に水の確保は出来ました。
暑い日でしたが、ししおどしが岩を打つ清々しい音に耳を傾けると
暫く暑さを忘れる事が出来ました。

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